ふーじゃーです。
今回は是非就活に悩んでいる人に読んで欲しい。
就活ってとても疲れるし、周りの人が内定をもらうにつれて焦りや劣等感に襲われますよね。
でも今就活を頑張っている人に対してこれだけは言いたい。
「就活なんてそんなに頑張らなくていいよ」
もちろん僕とは真反対の意見もあると思います。
新卒で入る会社によって今後の人生が大きく左右されると考えている人も大勢います。実際に僕の就活時にも何度か言われたこともあります。
今から話す事は、あくまでも僕個人の意見です。
人生の大きな選択をする時は人の意見に流されるのではなく、人の意見も参考にしつつ最後は悔いのないように自分で選択してもらいたい。
本当にやりたい事があっても妥協した選択をしてしまうと、今の僕のように後悔やモヤモヤが残ったまま社会という大きな荒波に飲まれてしまい、なかなか抜け出す事が難しくなってしまいます。
僕の後悔が少しでも、みんなの今後に活かしてもらえれば幸いです。
ふーじゃーの就活ってどんな感じだったの?
ここから少し僕の就活について話したいと思います。
僕は日本の中学校を卒業後、すぐに中国上海の高校に留学し、その後約7年半、大学卒業まで上海で過ごしました。
僕のもう少し詳しいプロフィールはこちらに書いているので興味のある人は是非読んでくだい。
7年半も中国で住んでいたためそのまま中国で就職してもよかったのですが、残念ながら中国ではVISAの関係で、外国人は新卒で働く事が出来ませんでした。そのため当時、大学3年生だった僕は日系企業を中心に就活しました。
日系企業を中心に就活したのはいいものの、当時上海に住んでいた僕は就活に対して圧倒的情報不足に悩みました。
日本の大学生であれば就活イベントに参加したり、気になった企業があればインターンやOB、OG訪問もできると思います。しかし僕の場合そういった経験はもちろん出来ず、大学の友達に聞いてもみんな情報不足に変わりはないので、有益な情報は大して得ることができませんでした。
それでも出来ることはやってみようと思い、気になった企業のHPから応募書類を送り、実際に何社かは面接やSPIを受けました。
しかし面接やSPIを受けるためには日本に一次帰国しなくてはならず、お金も時間も相当無駄にしました。
そして次第にこう思い始めました。
親には多大な金銭的負担をかけているにも関わらず結果は全く伴わず顔向けできないな。
SNSを見る度に、周りの友達が既に就活を終え卒業旅行に行きまくっていて劣等感に苛まれる。
そして自分は完全に負け組だと感じ始め、焦りと情けなさが入り混じり自信も希望も無くなる。
こんな状態ではもちろん内定をどこからももらえず、まさに負の連鎖でした。
しかし状態から数ヶ月が経ったある日、ネットで毎年11月に海外留学している日本人のための就活イベントがアメリカ、ボストンで開かれることを知り、そこに僕の就活人生をを賭けることにしました。
その就活イベントはボストンキャリアフォーラムといって日系、外資の企業合わせて約200もの企業が一度に同じ場所に集まり3日間に渡り就活イベントを行うというものでした。
そこに就活人生を賭けた僕は企業調査や自己分析を出来る限り行い、ボストンキャリアフォーラムに参加したところ、最終的には4社から内定を得ることができました。
内定の内訳は
- 大手デベロッパー
- 財閥系重工業メーカー
- 準大手証券会社
- メガベンチャー
※全て日系企業
当時の僕は「自己成長出来そうな企業」を軸に就活をしていたため特に業界を絞らずに就活し、そして最終的に内定を得た4つの企業の中でも特に自己成長できると思ったメガベンチャーに内定承諾書を出しました。
正直この瞬間は一気に人生逆転したと思いました。
社会人になって「就活」について思うこと
多くの日本人は「いい会社に就職すること」=「人生の成功」と考えている人も多いと思います。
しかし僕はこう思うのです。
「それって本当に幸せなの?」
社会人になり、実際に就職してみて改めて思った事があります。
結局どんなにいい会社に就職したとしても、本当に自分の「やりたいこと」や「夢」が他にある人にとってはベストな選択ではないのだと。
仮に就活を頑張って、第一希望の会社または自分のやりたい事ができそうな会社にやっとの思いで就職できたとしても、実際は上司との相性や会社の経営状態など就職先の環境に大きく左右されます。
これははっきり言って運ゲーです。
就職前にある程度企業分析はできるかもしれませんが、自分の入りたい部署に必ず入れる訳でもなく、ましてや自分の上司なんて選べません。
よく「部下の成長は上司の責任」と言いますが、本当にその通りだと思います。
3年以内の新卒離職率はここ数年はずっと30%以上です。
つまり一般的には就活を頑張ってどんなにいい会社に入ったとしても3人に1人は3年以内に辞めてしまいます。
就活を頑張っていい会社に入ったとしても、いい上司に巡り合い、会社の経営状態が安定していて、優秀な同期の中でも常に自分が最高のパフォーマンスを発揮し続けない限りは、自分の理想とする将来像にはなれません。
結果、僕は「就活なんてそんなに頑張らなくていいよ」と思うのです。
就活に時間を割き、精神的にも金銭的にも負担が増えるのであれば、その時間を使って自分の「夢」や「他にやりたいこと」に費やすべきだと思います。
将来、自分のアパレルブランドを持ちたい人なら、アパレルに関する勉強をとことんしてみたり、音楽で飯を食っていきたいならその夢を持ち続け、少しでも演奏が上手くなるように毎日練習したり、作曲にも手を出してみたりなんでもいいのです。
特にやりたい事がない人は、ブログを開設し自分の思いや趣味をアウトプットしてみたり、興味のある学生団体やNPO法人に参加してみたりするのもいいと思います。
とにかく「自分の夢や目標に近い事に力を注ぐ事が一番大事」だと思うし、自分への投資や自分磨きは必ず将来的にプラスとして戻ってきます。
もちろん綺麗ごとを言っているだけでは生きていくことはできません。
一旦は会社に勤める事になる人がほとんどだと思いますが、会社に勤めながらも「夢」や「目標」を持ち続けることで実現することができます。
そのために就活なんかに時間を割かずに、自分の将来の糧になる下準備を今のうちからするべきだと思います。
最後になりますが、就活で疲弊している就活生のみんなに言いたい。
今就活で結果が出ていなくても、将来的にそんなに大きな影響なんてないよ。
気にするでない!
それよりも自分の「夢」や「やりたい事」に全力で向き合うべき。
そして就活が一通り終わっている人は、もう一度自問自答してみてもいいんじゃないか?
本当に自分はそこで働くべきなのか、そこで働くことで幸せになれるのか。
後悔だけはするもんじゃないよ。
ちょっと上の先輩より。