日本の若者が諸外国に比べ、圧倒的に自己肯定感が低い件について考えてみた

自己肯定感とは

 

「自己肯定感」という言葉は、多くの研究者によって数々の定義が提唱されています。

 

現在の自分を自分であると認める感覚。

研究者: 樋口善之・松浦賢長

 

自己に対して肯定的で、好ましく思うような態度や感情。

自己に対して前向きで、好ましく思うような態度や感情。

研究者: 田中道弘

 

このように、多くの研究者によって数々の定義が提唱されてきたが

 

一言というと文字通り、「自分を肯定する気持ちのこと」です。

 

ありのままの自分を認めて受けいれることができ、自分自身の存在に意味があるのだと思える事ができる。そういった感情のことを指します。

他人と比べて優劣をつけるのではなく、あくまでも今のそのままの自分を受け入れられるかどうかということです。

 

日本は自己肯定感がかなり低い国

 

実は、日本は諸外国に比べて自己肯定感がかなり低い国です。

平成26(2014)に内閣府が調べた調査では、諸外国に比べて日本が突出して「自己肯定感」が低い事がわかりました。

日本を含めた7ヵ国の13~29歳を対象

平成26年版 子ども・若者白書(概要版) 平成26年版 子ども・若者白書(概要版) 平成26年版 子ども・若者白書(概要版)※参照 平成26年版 子ども・若者白書

 

例えば、「自分自身に満足している」人の割合は、諸外国に比べて30%も低く、2人に1人は自分自身に満足していません。

また他のほとんど全ての項目に関しても、日本の若者は自己肯定感が低い結果になっています。

 

自己肯定感が低い4つの原因

日本の慣習が原因

 

まず、日本人が諸外国に比べて自己肯定感が低い最も大きな原因は日本の慣習にあります。

 

日本の慣習といえば

 

  • 謙遜する事をよしとするため、自己主張が弱い
  • 常に周りの人との協調性や調和を保ち、他人に迷惑をかけないようにする

など

 

ほとんどの日本人が大人になる頃には知らず知らずのうちに身に付いているものです。

もちろんこういった日本の慣習は素晴らしいものですが、自己肯定感という観点から見るとマイナスの面もあります。

 

日本の教育システムが原因

 

教室

 

日本の学校教育では「枠からはみ出ること」を良しとしません。

 

全員が右を向けと言われたら右を向き、左を向けと言われたら左を向くように教わります。

そして少しでも枠からはみ出し、目立つような事をすれば先生から叱られ、親に連絡がいき親からも叱られます。

 

僕も学校の先生からは落ち着きがないと言われよく怒られていました。

当時は普通だと思っていましたが、大人になり今ふり返ると、本当に日本の子供達は、周りの目を気にして、規律を守るために気を使い続け大変だと思います。

 

逆にアメリカをはじめとした欧米の学校教育では、とにかくよく褒めます。褒めて褒めて褒めまくります。

子供も褒められることで、モチベーションが上がりどんどん新しい事にチャレンジするようになります。

 

親や親族に褒められなかった

 

子供 本 悲しい

 

自己肯定感は幼少期の家庭環境にも大きく左右されます。

 

親から虐待を受けた場合や厳しく育てられたり、逆に過保護に育てられた場合でも自己肯定感が低くなりやすい傾向があります。

 

また幼少期の家庭環境を諸外国と比較し自己肯定感が低い原因を見つける事は難しいですが

例えば

あなたが、子供と一緒いる時に、他の人から「とっても頭のいいお子さんですね」とか「お宅のお子さん本当にいい子ですね」などと他の人から褒められた時、どんな返事をしていますか?

 

日本の場合

ほとんどの人は「いえいえ、うちの子なんて大したことないですよ、お宅の子の方が優秀ですよ」とか「とんでもない、うちの子なんて全然ダメですよ」などと返事をしていると思います。

 

子供は子供なりに、親の前ではいつも頑張っているつもりなのに、例え謙遜だとしても、親が子供の前でこんな風に答えてしまうと「僕、私ってやっぱりダメなんだぁ」と思い自信を無くしてしまうと思います。

 

しかし欧米をはじめとした海外の場合

同じようなシチュエーションでも、ほとんどの親は「そうだと思います。うちの子はとっても頭が良くて優しい子です。誇りに思っています。」などと返事をします。

 

海外ドラマのような返答ですが、実際にこのように返事をする事が多いです。

子供からすると親が自分の才能を認めてくれ、最大の味方だと感じるでしょう。

 

一概に良し悪しを判断する事はできませんが、恐らく自分が子供の場合は、後者のように常に褒められた方がモチベーションも上がり自己肯定感も高くなるはずです。

 

諸外国と比べて将来に明るい希望を持てていない

 

希望

 

将来に明るい希望や未来を持てないといったことも原因の一つではないでしょうか。

 

実際に僕の周りからも「どうせ今頑張って働いても将来、年金ももらえるか分からないしな」「日本はこれから超高齢社会になり、国際競争力もなくなり落ちぶれていくよ」などといった声もよく聞きます。

 

これに関しては国という環境の要因があるかもしれませんが、そもそも「うまくいくか分からない事に対してリスクをとり意欲的に取り組む」といった姿勢が日本人は低いと思います。

 

その結果日本人はどんどん内向的な性格になり、数値にも現れています。

2019年に内閣府が公表した「子ども・若者白書」の報告例の一つ「将来外国留学したいと思うか」という問いに対して、日本の若者の53.2%が「外国留学したいと思わない」と回答し、諸外国と比べて圧倒的に高い割合でした。

 

まとめ

 

今回は日本人の若者が自己肯定感が低い事について考察してみました。

日本人がどうしても、自己肯定感が低くなってしまう原因もよく分かりました。

 

僕も昔は自己肯定感がとても低く、よく「こんな自分じゃダメだ」「俺って何の価値があるんだろう」って思ってしまい全然自分に自信がありませんでした。

 

しかしこのままではダメだと思い、中学卒業後、単身中国の上海に留学したことで、今では自己肯定感の塊のような人間になりました。(これはこれでいいことなのかわからないが自己肯定感が低いよりは高い方がいいだろう!)

 

自己肯定感がとても低くかった僕が、環境のせいせず、自ら行動し自己肯定感を高める事ができた秘訣については、また改めて書こうと思います。

 

自己肯定感を高める方法について、オススメの本も紹介しておくので是非興味のある方は読んでみてください。

 

 

 

 

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